キッチンメーカーの特徴を一言で表そう!

家づくりの部屋

みなさんこんにちは!

家の設備の中で、一番のメインとなり

料理をされる人にとっては過ごす時間が長くなるのが「キッチン」。

キッチンメーカーはたくさんあって、どう違うのかわからないという方も

いらっしゃることでしょう。

今回の記事では、キッチンメーカーの特徴をひとことで表現し、

キャッチコピーのようにすることでわかりやすくお伝えしたいと思います。

特にハウスメーカーで標準やオプション設定されているメーカーを選んでおります。

それではさっそくいってみましょう!

リクシル 「全てが平均点以上の万能オールラウンダー」

画像出展 LIXIL(https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/)

住宅設備、建材の総合メーカーであるリクシル。

もちろんキッチンも主力商品で、システムキッチンのシェアナンバーワンの

メーカーとなります。

非常に優等生で、すべてが平均点以上ですが逆に言えば特徴が

わかりにくいとも言えます。

リクシルのおすすめポイント

  • 巨大住宅設備メーカーのため、安心感抜群
  • 収納力が高く、キッチン用品がたくさんあっても困らない
  • セットの食器棚も抜かりなし
  • 特にこだわりがない方は、リクシルを選んでおけば間違いない

イマイチ?ポイント

  • 個性が立っていない?

特にこれ!というこだわりがない方は、収納力も多くデザイン的にも

無難なリクシルを選んでおけば問題ないでしょう。

住宅メーカーの標準品として採用されていることも多いため、

シェアが伸びているとも言えます。

タカラスタンダード 「傷と汚れに強く、ホーロー大好き」

画像出展:タカラスタンダード(https://www.takara-standard.co.jp/product/system_kitchen/)

タカラスタンダードはホーローを使った水回り設備メーカー。

とにかくこのメーカーはホーローです。

新入社員採用のための会社説明会では、

ホーローのパネルを金たわしでガシガシこすったり、

油性マジックで汚れをつけてみたり、チャッカマンで火をつけてみたり…

色々な実験をして、ホーローがいかに優れているかを見せてくれます。

それだけ、ホーローに自信を持っているんです。

タカラスタンダードのおすすめポイント

  • 耐久性、耐傷、耐火等ホーローは非常に優れている
  • つるんとした質感で非常に掃除がしやすい
  • ホーローは磁石がつく!
  • 常にきれいなキッチンにしたい方向け

イマイチ?ポイント

  • カタログ価格がほかのメーカーと違う
  • デザインが若干…

掃除がしやすく、耐久性もあるタカラスタンダードのホーローキッチン。

地味に便利なのが、キッチンパネル(キッチンを設置した部分の壁に貼るパネル)も

ホーローで統一することができる点です。

キッチンと同様掃除がしやすく、磁石がつくので

メモを貼ったり、収納を追加することもお手のもの。

ただ、要注意な点もあります。

カタログの価格(定価)が、他のメーカーの価格設定と違うのです。

具体的にご説明しましょう。

一般的に、キッチンメーカーというのはカタログに定価を載せています。

A社がカタログに定価100万円の商品を載せているとします。

実際に住宅会社に入ってくる金額は、定価の3割から5割の金額なので、

30万円~50万円です。そこに住宅会社は利益をのせて、

ユーザーに販売する価格となります。

ユーザーが購入するときには60万円から80万円くらいが相場でしょうか。

ユーザーからしてみると、定価よりお安く購入できていることになります。

ところがタカラスタンダードは、この定価設定がそもそも非常に低価格なのです。

先ほどA社で定価100万円のキッチンと同グレードのものが、50万円の

定価としてカタログに載っていたりします。

そして、その定価からほとんど値引きされることなく、

例えば45万円で住宅メーカーに入ってくるのです。

すると住宅メーカーも利益をのせなくてはならないのですが、

定価がそもそも50万円のものにそれほど利益をのせられないですし、

ユーザーからしても、定価50万円のものが、より高い金額で購入しなければならなくなる

ような事態となるわけです。

定価100万円のA社のキッチンから、定価50万円のタカラスタンダードのキッチンに変更したのに、

最終的なキッチンの金額が全然変わらないということはよく起きます。

この点に注意して、カタログ定価だけで判断しないようにしましょう。

クリナップ 「集え料理自慢!プロも認めるステンレス」

画像出展:クリナップ(https://cleanup.jp/kitchen/)

クリナップのキッチンと言えば、何と言ってもステンレスキッチン。

レストランなどでプロが使っている厨房をイメージすると、

ステンレスキッチンが思い浮かぶかと思います。

多少の傷は気にせず、ガシガシ使って耐久性もあるというのが

ステンレスキッチンの最大の特徴でしょう。

クリナップのおすすめポイント

  • キッチンのカウンターだけでなく、骨組みまで含めてすべてステンレスが可能
  • ステンレスが代名詞なだけあって、「高品質ステンレス」はほんとに質が高い
  • ステンレスキッチンでありながら、デザイン性も非常に良い
  • 水に強く、キッチンをいつも清潔に保つ

イマイチ?ポイント

  • ガシガシ使えるが、ステンレスには傷がつく

デザイン性の良いキッチンで、たくさん料理したい。

さらにキッチンはいつも清潔に。そんな希望がある方には

ぴったりなのが。クリナップのキッチンと言えます。

これであなたも料理のプロ気分!?

TOTO 「独自路線の透明感&水の魔術師」

画像出展:TOTO(https://jp.toto.com/products/kitchen/)

TOTOは水回り設備のメーカーです。

上の画像を見ていただくとわかりますが、カタログのメインに使われている

キッチンが、オールホワイトです。他のメーカーが

高級感を演出できるダークカラーのキッチンをカタログ表紙に使う中、

かなり独自路線を行っていると言えます。

もともとが水回り設備のメーカーですから、

衛生的なイメージのホワイトは得意分野です。

クリナップのおすすめポイント

  • ホワイトや淡いカラーなど、明るさや清潔感のあるデザインが得意
  • クリスタルカウンターが、ほかにはない神秘的な美しさ
  • 水回りのプロだけあって、水栓やシンクが強い
  • 節水にも気をくばり、エコな生活

イマイチ?ポイント

  • 豪華でゴージャスという空間にしたい方には不向きかも

水回りのメーカーだけあって、水栓やシンクに独自性を発揮。

その使いやすさは、世の料理好きから評価を得ています。

デザインは、ホワイトや淡いカラーを生かして、

明るく清潔な空間に。キッチンを明るくしたいなら、

一番おすすめなメーカーかもしれませんね。

パナソニック 「電気に強く、もはやブランド」

画像出展:パナソニック(https://sumai.panasonic.jp/kitchen/)

家電製品のメーカーであるパナソニックは、住宅設備のメーカーでもあります。

また、パナソニックホームズで家を建てたら

家から中の設備、家電まですべてパナソニックで揃えることも可能。

高級価格帯が強く、所有することで所有欲を満たす、

もはやブランドとも言えるようなキッチンを扱います。

独自の設備を入れたものもあり、それだけで選ぶという方も。

パナソニックのおすすめポイント

  • デザイン性に優れる。特に浮いているような「フロート」は得意分野
  • コンロ回りに独自性。4口IHを横並びにした「マルチワイドIH」はここだけ!
  • ダイニングテーブルまでセットで提案。統一感のある空間に

パナソニックのイマイチ?ポイント

  • 高価格帯が得意だが、高価格帯でないとパナソニックのメリットを受けられない?

パナソニックで家の中すべてを揃えられると言いましたが、

さらにIoTにも積極的。家電だけでなく住宅設備も

どんどんIoT化して、より快適な生活ができる可能性があります。

トクラス 「人造大理石のパイオニア 独自デザインで個性発揮」

画像出展:トクラス(https://www.toclas.co.jp/kitchen/?lf=top007)

トクラスは水回り設備のメーカーです。

その中でもキッチンが主力商品で、

独自のデザインは根強いファンがいます。

また、人造大理石のキッチンと言えばトクラスと言えるくらい

人造大理石カウンターキッチンのパイオニアで、

その加工技術も非常に高いのが特徴です。

トクラスのおすすめポイント

  • 熱・傷に強く、耐久性の高い人造大理石のパイオニアで、質が高い
  • カウンター、シンク両方を人造大理石にすることで、継ぎ目がなくお掃除楽々
  • その加工技術を生かして、ラウンド型のキッチンも可能
  • ビビットなカラーを得意とし、種類も豊富

トクラスのイマイチ?ポイント

  • 人造大理石は、汚れを放置すると定着してしまう可能性あり

とにかくデザインで独自性を出したい方は、トクラスがおすすめです。

トクラスの前身は楽器などで有名なヤマハですので、

塗装などにも定評があります。

ただし、人造大理石は汚れを放置すると定着してしまう可能性があるため、

掃除は毎回したくないという方には不向きかもしれません。

標準・オプション外のものを選ぶときは注意

多くの場合、住宅会社は標準品やオプション品の設定がされています。

標準品やオプション品として設定することで、

設備メーカーから割安で納入されます。

つまり、標準にもオプションにも設定されていないものを気に入って

どうしても採用したいという場合、定価差以上に割高になる可能性がありますので、

注意が必要です。そもそも標準・オプション設定の中でしか選べないという

会社も多いのですが。

まとめ

住宅設備の主役とも言えるキッチン。

それぞれのメーカーには特徴がありますので、

自分の住まい方にぴったりのものを選んで、

楽しく料理しましょう。

それでは、次回の更新もお楽しみに!

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