元住宅営業マンが教える、こんなお客さんは嫌だ!3選

家づくりの部屋

みなさんこんにちは!

家づくりを考えている皆さんは、資料請求をしたり

展示場見学をしたり、一生懸命検討されているかと思います。

今はなかなか展示場に行くのも難しく、オンラインで展示場を見学されている方も

いらっしゃるかもしれませんね。

今回は、元住宅営業マンの私が、

実際に展示場などで接客して、「このお客さんはちょっとな…」

「このお客さんのためにたくさん値引きしたくないな…」と思ってしまう

お客さんの特徴をご紹介させていただきたいと思います。

みなさんそういった「嫌なお客さん」にならないようにお気を付けください。

では、いってみましょう!

①ネットの情報が正義だと頑なに信じている

家づくりにおいて、下調べは非常に重要です。

下調べなしでは、住宅営業マンの言っていることを理解できなかったり、

下手するとだまされてしまうことがあるからです。

しかし、熱心に下調べをした結果が悪い方向に働いている方が結構いらっしゃいます。

ネットの口コミや情報というものを信じすぎている方々ですね。

正直、ネットに出ている情報はでたらめな情報もたくさんあります。

また、実際に正しい情報だとしても、そもそもその情報が

あなたの家づくりに正しい情報とは限りません。

「ネットに出ていた住宅メーカーは地盤改良工事も本体価格に含んでいたのになぜここは含んでいないんだ!」

「ネットに出ていた家ではキッチン収納は引き戸が良いと言っていたのにここは開き戸!」

いやーもうあきれてしまいますよね。

まず地盤改良工事費については、私のいた会社では本体工事とは別に、

「地盤改良工事費」として見積もりの中に記載がありました。

地盤改良工事が本体工事の中に含まれるというのは、

例えば本体2000万円の中に地盤改良工事が含まれているということですね。

この見積もり方法の違いは、各社考え方の違いですのでどちらが正しいということはありません。

しかし、ネットで紹介されていた会社の見積もりは本体に含まれていたようで、

こんなお声を聴いたこともありました。

また、キッチン収納の扉にも、もちろん正解なんてありません。

その家の間取りにもよりますし、今までの生活で「慣れ」なんかもあります。

しかし、ネットの先輩方のありがたいお言葉がすべてだと思っている方々も実際に

いらっしゃったわけです。

もちろん当社としての考え方や、すべての方にネットの情報が正解ではないということを

お伝えはさせていただきます。それで納得していただける方もいらっしゃいますが、

厄介なのは納得しない方ですね。

じゃあネットで家を建てなさいよと思ったり思わなかったり。。

②知り合いの建築士という謎の人物を連れてくる

これは住宅営業であれば経験したことがある人もいるでしょう。

展示場の見学や打ち合わせの際に、知り合いの(もしくは親戚の)建築士という

謎の人物を連れてくるお客さんがいらっしゃいます。

意図としては、ご自分に知識がないのでアドバイザー感覚で連れてこられるのでしょう。

実際に私も何組かこういったお客様がいらっしゃいました。

その方がいらっしゃるから打ち合わせがスムーズに進んだという経験もあるものの、

ほとんどはそううまくは進みません。

お客さんの希望や、住宅メーカー側の意見をすべて汲み取って、

間に立ってアドバイスをしてくださるなら、そんなに素晴らしいものはないんですが、

結果的にはそうはいきません。

お客さんの意見だけ汲み取ってごり押ししてくれるならまだよいのですが、

もはや自分の建築士としての意見や経験が最優先になる方もいらっしゃいます。

そうすると実はお客さんのためにもならないんです。

アドバイザーを連れてきたつもりが、結果的に家づくりの路頭に迷ってしまった

方々を何組も見てきたので、正直これはお勧めしません。

建てるのはあくまでも、あなたの家なのですから。

③見積もり項目の原価を聞きまくる

教えませんよ。笑

でもこれ結構いらっしゃるんです。

レストランに入っていちいちメニューの原価聞かないですよね?

でも住宅の見積もりに対してはこれをされる方がいるんです。

実際に割安か割高かは、いくつかの住宅メーカーの見積もりを比較する中で検討される方がよいでしょう。

住宅メーカーも「会社」です。ボランティアはしません。

利益を追求します。当然ですが。

おそらく住宅営業マンに対する不信感から、必要以上に

利益が載っているのではないかと考えてのことなのでしょう。

お気持ちは非常にわかるのですが、最初にお伝えした通り

原価をお伝えするなんてことは絶対にありません。

利益の金額は別として、提示された金額にあなたが納得できるか。

コストパフォーマンスに優れているかで判断してください。

嫌なお客さんだと値引き額が変わる!?

これまで、ちょっと嫌なお客さん3選をご紹介してきましたが、

そもそも嫌なお客さんだとどうしていけないのでしょうか。

それはずばり、「値引き額が変わる」からです。

住宅営業も人間です。この人の家を建てるお手伝いがしたいと思う方には

一生懸命尽くしますし、値引きも頑張ります。

ですが、そうでない方にはそこそこになります。

また、そういった心理面以外の理由もあります。

非常に細かいお客さんや、あとから様々な要望を追加してきそうなお客さんには、

住宅営業マンはリスクヘッジとして値引き額を抑えることがあります。

最悪後で何か注文を受けても、最初に値引かなかった分で対応出来るようにしているんです。

せっかく家を建てるなら、お得に建てたいと思うはず。

その思いが強くなりすぎると、逆効果となることもありますので、お気を付けください。

住宅メーカーにも責任はある

ここまで書いてきましたが、お客さんが上記のような行動をとるのは

住宅メーカー側にも責任があります。

必要以上にぼったくっていたり(言葉は悪いですが)、

お客さんをだますようなことをしたりした結果、

信用できなくなった結果が、上記のような行動につながっているのです。

住宅メーカーや不動産業は信用できないというイメージを作ってしまったのは、

あくまでも住宅メーカーや不動産会社の責任なんですよね。

ただ、展示場での接客や打ち合わせを重ねていくうちに、

この人なら任せられるかも。この人なら我が家の家づくりに参加してもらいたいかもと思える

人がでてくると思います。そうしたら、その人を思い切って信頼して任せてみましょう。

きっとその営業マンは、信頼にこたえてくれるはずです。

集中すべきは家づくりの悩み解決

ネット情報がすべて正解だと信じ込んだり、建築士を連れてきたり、

やたら原価にこだわったり。それらは本来の「自分だけの良い家をつくる」という

目的から少し離れてしまっています。

もっと見つめなければならないのは、自分たちの今の生活の中で困っていることを

どうやって解決し、どんな素敵な家を作り上げるかということのはずです。

自分たちの生活を顧みることや、そこから生まれる悩み事、

その解決方法を考えることに時間を割いて、

本当に良い家を作ることができるよう、応援しています。

今回もお読みいただきありがとうございました。

次回の更新もお楽しみに!

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